ご飯を鍋で美味しく炊く方法
【3合のお米をたく場合】
•米 … お米のカップ(180cc)で3カップの米
•水 … 普通の調理に使うカップ(200cc)で3カップの水
【調理器具】
•鍋 … きっちり蓋のしまる鍋ならなんでもOK
※鍋にふたがなければ、アルミ箔でふたの代用をすればOKです!
※文化鍋など吹きこぼれ防止のはねがついているもの以外の鍋での炊飯の場合は、ふきこぼれるので、ヤケドをしないように注意してくださいね!
【お米をたいてご飯を作りましょう】
1. 米を研ぐ
一昔前よりも精米技術が向上して、米は洗うだけでOK。
お米の保管方法や鮮度によって異なりますが、新米のように鮮度のよいお米はやさしく「洗う」ことだけで十分です。しかし、古いお米では表面が多少風味劣化しているので、その部分を「研いで」落とした方が美味しくなります。
※今回は新米をおいしく炊く場合の手順を紹介します。
最初に米に多めの水をそそぎ、軽く底から混ぜてさっと水を捨てます。
軽くボールを握るような手つきで、シャカシャカと20回程度『ボウルの中をかきまわすように』して洗います。力を入れすぎずに、同じ方向にくるくると軽くかき混ぜる感じです。
米が割れるほど力強く研いだり、早く回したりしないで下さいね!
これを2~3回程度やればOKです。とぎ汁は白くても問題ありません。
時間はかけずにできるだけ手早くやりましょう!
2. 米をしっかりと浸水させる
お米は水分量まできっちり決まっている「乾燥野菜」のようなものです。
そのため、お米の芯まで火を通し、ふっくらおいしいご飯にするには、お米の芯まで浸水させておく必要があるのです。
目安として 夏場は30分、冬場は1時間 です。
※米を洗った後、うっすら半透明になった状態のまま水につけておき浸水しておきます。
3. お米と水の準備
最初に書いておいたお米と水の分量で、炊いていきます。
②で浸水させた米をざるにあけて水気をしっかりと切り、お米を入れた鍋に水を入れます。
4. 鍋で炊く時の火加減と時間
きちんとお米が水に使っているか確認して、火をつけます(中火~強火)。
鍋を火にかけ、鍋の水が沸騰するまで待ちます。
鍋の中からぶくぶく音がしてきたり、蓋から泡がこぼれ出てきたり・・沸騰を確認したら、火を
少し弱くします。強火だったら中火に、はじめが中火だったら中火と弱火の中間に。
それから、2~3分くらいたって鍋の水が少なくなってきたのを確認したら、さらに弱火にして5~7分ほど火にかけます。
計10分くらいで水分が残っていないか、きちんと炊けているかを、蓋をとって中をのぞいて確認し、炊けていれば蓋を戻して、火を止めます。
※炊く米の量が少ない場合や、鍋の種類などによってははじめの沸騰がわかりにくいことがあるので、鍋のふたを開けて確認してみましょう。
5. ごはんを美味しくする蒸らし
炊けたご飯は「蒸らし」てはじめて芯までふっくら美味しくなります。
その蒸らしの時間は15分。火を消した後、蓋をあけずに、15分間待ちます。
※この蒸らしの間に、布巾やキッチンペーパーを蓋と鍋の間にはさむと、水滴が落ちるのを防ぐことができ、より水分調節ができます!
蒸らしが終えたら、しゃもじでさっくりふんわり混ぜてからいただきます。
混ぜすぎるとよくないです。ふんわりさっくり混ぜるのがポイントです。
食べるまでに時間がある場合は、布巾をはさんだままそのまま置いておくか、できれば余分な水分を吸ってくれるおひつなどに移すとさらに美味しいでしょう。
是非、試してみてください。